糖尿病内科

その一歩が、健やかな明日につながります

「糖尿病」という言葉に不安を感じていませんか?検診で血糖値が高いと言われた方、すでに治療中だけれど悩みを抱えている方、体重管理に苦労している方…。
当院では、あなたの悩みに寄り添い、あなたらしい生活を守りながら、無理のない糖尿病・肥満管理をサポートします。
糖尿病は「付き合い方」を知ることで、十分にコントロール可能な病気です。当院では最新の治療に加え、日常生活でできる小さな工夫もお伝えしながら、一人ひとりに合った治療プランを一緒に考えていきます。

  • 患者さん一人ひとりに合わせた個別プラン
  • 生活の質を重視した肥満・糖尿病管理
  • 継続的なサポートと定期的な検査

「糖尿病と診断されたとき、これからの生活に不安でいっぱいでした。でも、先生が『今までの生活を否定するのではなく、少しずつ調整していきましょう』と言ってくださったことで、前向きに治療に取り組めるようになりました。今は血糖値も安定し、食事も楽しみながら管理できています。」

50代女性(2型糖尿病・治療開始1年)

こんな症状・お悩みはありませんか?

  • のどの渇き・多飲が続く
  • 尿の回数や量が増えた
  • 急激な体重変化、もしくは肥満傾向
  • 食後の眠気・だるさ、疲れやすい
  • 傷が治りにくくなった
  • 視力の低下を感じる
  • 血糖値やHbA1cの高値を指摘された
  • 体重管理がうまくいかない

これらの症状は糖尿病や肥満症の可能性を示すサインかもしれません。なかには自覚症状のないまま進行することもあります。
早期発見・早期治療が合併症を防ぐ鍵です。気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。

糖尿病の初期症状に注意しましょう

  • 多飲・多尿・体重減少の三大症状が急に現れた場合
  • 健診で血糖値が著しく高値(200mg/dL以上)の場合
  • 疲労感や倦怠感が長期間続く場合
  • 感染症にかかりやすい・治りにくい場合

これらの症状が見られる場合は、早めにご相談ください。初期の適切な対応が長期的な予後を大きく改善させます。

糖尿病と向き合うために

糖尿病と診断されたとき、不安や戸惑いを感じるのは自然なことです。当院では、そのお気持ちに寄り添いながら、あなたの生活スタイルや価値観を尊重した治療を進めていきます。

糖尿病治療の3つの柱

  • 食事療法 — 「制限」ではなく、栄養バランスを考えた「選択」
  • 運動療法 — 無理のない、生活に取り入れやすい活動
  • 薬物療法 — 個々の状態に合わせた最適な薬剤選択

当院では、この3つの柱をバランスよく組み合わせ、あなたの生活スタイルに合った治療計画を一緒に作成します。「できること」から始め、小さな成功体験を積み重ねていくことが、長期的な成功への鍵です。

糖尿病治療のポイント

糖尿病治療の成功は、継続することにかかっています。無理な計画では長続きしません。ライフスタイルに合わせた「実行可能な計画」を立てることが重要です。
当院では、数値だけでなく、あなたの生活の質も重視した治療計画を提案します。治療を通じて「健康への自信」を取り戻していきましょう。

「最初は『糖尿病=食べられないものが増える』と思っていました。でも実際には、完全に制限するのではなく、食べ方や組み合わせを工夫することで、好きなものも適度に楽しめることを教えていただきました。家族の協力も得られ、今では食事の時間が以前より楽しみになっています。」

60代男性(2型糖尿病・治療開始2年)

GLP-1受容体作動薬による新しい治療

近年注目を集めるGLP-1受容体作動薬は、単なる血糖降下薬を超えた新世代の治療薬です。この薬剤の特徴的なのは、血糖コントロールと同時に食欲抑制と体重減少効果が期待できることです。
GLP-1受容体作動薬は次のような多様な作用があります。

  • 食後のインスリン分泌を促進(血糖値の急上昇を防ぐ)
  • 満腹感を高め、食欲を自然に抑制
  • 胃の動きを緩やかにし、食後の満足感が持続
  • 心臓や腎臓の保護効果も期待

「ダイエットが長続きしない」「食事制限がつらい」という方にも試していただきたい治療法です。当院ではあなたの状態や生活習慣を詳しく評価した上で、この治療法が適しているかを判断し、丁寧に説明いたします。

GLP-1治療を成功させるコツ

  • 効果を過大評価せず、食事や運動の改善と併用する
  • 定期的な通院で副作用や効果を確認する
  • 症状に応じて服用量を調整する
  • 治療開始後も生活習慣の改善を継続する

「GLP-1製剤を始めてから、無理な食事制限をせずとも自然と食べる量が減りました。以前は何度もダイエットに失敗していましたが、この1年で6kg減量でき、血糖値も安定しています。何より『我慢している』という感覚がなく、ストレスなく続けられています。」

40代女性(肥満症・2型糖尿病)

2型糖尿病と生活習慣

2型糖尿病は最も一般的な糖尿病で、肥満や運動不足、偏った食生活などが主な原因です。初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な健康診断で発見されることが多いのが特徴です。
2型糖尿病の発症と進行には、生活習慣と遺伝的要因の両方が関係しています。特に生活習慣の改善は、治療の重要な柱となります。
当院では、あなたの生活環境や習慣を丁寧に伺い、無理なく続けられる対策を一緒に考えていきます。「できること」から少しずつ始めることで、持続可能な生活習慣の改善を目指しましょう。

当院で実践している生活改善のポイント

  • 食事は「禁止」するのではなく「調整」する発想
  • 「ながら運動」など、日常生活に運動を取り入れる工夫
  • 個々の生活リズムに合わせた服薬タイミングの提案
  • 患者さん自身による血糖モニタリングの支援

糖尿病合併症を予防するために

糖尿病の恐ろしさは、長期間にわたって血糖コントロールが不良な状態が続くと、全身のさまざまな臓器に合併症が生じることにあります。しかし、適切な治療と定期的な検査により、多くの合併症は予防または進行を遅らせることが可能です。

目の合併症
糖尿病網膜症は視力低下や失明の原因になりますが、早期発見と治療で進行を抑えられます。当院では定期的な眼底検査を推奨しています。
腎臓の合併症
糖尿病腎症は透析の主要原因ですが、早期の血糖・血圧管理と尿検査によるモニタリングで進行を抑制できます。
神経の合併症
手足のしびれや痛み、感覚低下が特徴です。足のケアと血糖コントロールが重要です。当院では足の観察方法もお伝えします。

これらの合併症は静かに進行することが多いため、症状が現れる前の定期検査が非常に重要です。当院では必要に応じて専門医と連携し、適切な検査と治療を提供します。
合併症の予防には、血糖コントロールのほか、血圧・脂質の管理も重要です。総合的な健康管理を通じて、長期的な生活の質を守りましょう。

肥満症とそのリスク

肥満は見た目の問題ではなく、様々な健康リスクを高める医学的な問題です。特に内臓脂肪型肥満(お腹周りに脂肪がつくタイプ)は、糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを大きく高めます。
当院では肥満症を「治療が必要な病気」として捉え、医学的根拠に基づいた減量サポートを行います。特にGLP-1受容体作動薬の活用と生活習慣の改善を組み合わせることで、リバウンドしにくい体質改善を目指します。
特に次のような方は積極的な肥満治療をおすすめします。

  • BMI 25以上で健康リスクがある方
  • 内臓脂肪型肥満(ウエスト周囲径:男性85cm以上、女性90cm以上)の方
  • これまでのダイエットでリバウンドを繰り返してきた方
  • 家族に糖尿病や心臓病などの方がいる方

肥満治療は体重を減らすだけが目的ではなく、健康リスクの軽減生活の質の向上を目指すものです。
自分に合った方法で、無理なく継続的に取り組みましょう。

当院の継続的サポート体制

糖尿病や肥満症の治療は一時的なものではなく、長期にわたる継続的な管理が大切です。当院では、診察のたびに次のようなサポートを提供しています。

  • 定期的な血液検査 — 血糖値・HbA1c・脂質などの包括的な評価
  • モチベーション維持のサポート — 小さな成功を一緒に喜び、目標達成を後押し

継続治療の重要性

糖尿病治療は「一時的な改善」ではなく「生涯を通じたコントロール」が大切です。一度数値が改善しても、治療を中断すると再び悪化することがほとんどです。
当院では、あなたの生活に合わせた継続可能な治療計画を立て、長期的に寄り添うことをお約束します。どんな小さな疑問や不安も、遠慮なくご相談ください。

「通院を続けるうちに、血糖値だけでなく、自分の生活習慣そのものが少しずつ改善していくのを実感しています。先生やスタッフの方々が小さな変化も見逃さず褒めてくださるので、継続する力になっています。今では家族も健康的な食事に興味を持ち始め、みんなで健康になる喜びを感じています。」

45代男性(2型糖尿病・肥満症・治療開始3年)

当院で診療する主な糖尿病関連疾患

  • 2型糖尿病(生活習慣病型)
  • 肥満症、メタボリックシンドローム
  • 脂質異常症(高コレステロール血症など)
  • 糖尿病性腎症(初期~中期)
  • 脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

上記以外の状態や症状についても、総合的に判断し必要な検査・治療をご提案します。
専門医療機関との連携も円滑に行っていますので、安心してご受診ください。

検診結果の目安~当院受診のタイミング~

以下のような数値が出た場合は、放置せずに早めに当院へご相談ください。

  • 空腹時血糖値:110 mg/dL以上(126 mg/dL以上は糖尿病の可能性)
  • HbA1c:5.6%以上(6.5%以上は糖尿病の可能性)
  • BMI:25以上(肥満気味)
  • 中性脂肪:150mg/dL以上(空腹時)、175mg/dl以上(随時)
  • LDLコレステロール:140mg/dL以上

「境界型」や「要経過観察」と言われた場合も、早期の生活改善で糖尿病の発症を予防できる可能性があります。健診結果を持参の上、ぜひご相談ください。

健診結果が気になる方へのメッセージ

健診結果で「少し数値が高め」と言われても、すぐには行動に移せないことがあるかもしれません。しかし、数値の変化は体からのSOSサインです。当院では押し付けではなく、あなたの生活に寄り添いながら、実行可能な対策を一緒に考えていきます。「自分の健康を大切にする第一歩」として、まずはご相談ください。

よくあるご質問・不安にお答えします

「糖尿病と診断されたら、甘いものは一切食べられなくなるの?」
完全に禁止する必要はありません。タイミングや量、組み合わせを工夫することで、楽しみながらの血糖コントロールも可能です。個別に相談しながら、あなたの食生活に合わせた調整を行っていきましょう。
「肥満が気になるだけでも受診していいの?」
もちろんです。肥満は様々な病気のリスク要因となります。特に内臓脂肪型肥満は、見た目以上に健康への影響が大きいため、医学的アプローチで改善を目指すことをおすすめします。
「GLP-1受容体作動薬は本当に痩せるの?副作用は?」
個人差はありますが、食欲抑制や胃排出速度低下効果により体重減少が期待できます。初期に吐き気などが出ることがありますが、少量から始め徐々に増量することで軽減できることが多いです。
「糖尿病の親がいるけど、自分も必ずなるの?」
家族歴があると発症リスクは高まりますが、生活習慣の改善で予防・遅延できる可能性があります。早めの健康チェックと生活習慣の見直しをおすすめします。
「治療にどれくらいの期間がかかりますか?」
糖尿病や肥満症は急性疾患ではなく慢性疾患です。治療というより「付き合い方を学ぶ」と考えるとよいでしょう。短期間で劇的な変化を求めるのではなく、長期的な視点で少しずつ改善していく姿勢が大切です。

医師からのメッセージ

糖尿病や肥満と向き合うことは、時に不安や困難を伴うこともあるでしょう。しかし、その一歩を踏み出す勇気こそが、健康への第一歩です。
当院は、数値だけを見るのではなく、あなたの生活や気持ちに寄り添いながら、一緒に最適な道を探していきたいと考えています。「こんなことを相談してもいいのかな」と迷われたら、ぜひ一度お越しください。
あなたらしい生活を守りながら、健康を取り戻すお手伝いをさせてください。ご予約お待ちしております。

糖尿病でお悩みの方へ

健診で高血糖を指摘された方、体重管理にお悩みの方、糖尿病の治療法について相談したい方は、ぜひ水谷内科にお越しください。

一人で悩まず、専門知識を持った医師と一緒に対策を考えましょう。
その一歩が、健やかな明日につながります。